「With コロナ」の日々に『百日草 No.29』

新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言のなか、最大限の対策をしながら事業を継続してきました。東京都や大田区からは、密閉、密集、密接の 3 密を避けつつ、サービスを続けるようにとの依頼が出されていますが、そもそも密接ではない介護サービスはありません。

マスク、消毒液、防護のエプロンや手袋の購入にも一苦労。職員は毎朝検温し、事業所や利用者宅への出入りには必ず手指消毒をする、室内を定期的に消毒液で拭き掃除する、外部の人との応対は玄関外で行うなどなど、考えられる限りの感染予防をしながら、利用者やヘルパー・介護職員が感染しないように、祈るような毎日を過ごしています。

デイホームでは、3 密を防ぐために利用自粛を呼びかけたり、サービス時間を短縮したりしました。ヘルパーステーションでは、サービスを減らしたり中止したりしましたが、どちらも事業実績(収入)は激減。

もはや感染予防対策にしろ、経営上の問題にしろ、各事業所に任せてすむ問題ではあません。「With コロナ(コロナとともに)」といわれる時代、今後も予防対策が必要であるなら、デイサービスにおける利用者 1 人あたりの基準面積を広くすると同時に単位数を上げる、一定期間コロナ加算をつけるなど、利用者が少なくても従来の介護報酬が補償されるような対策がないと、介護事業所の継続は困難です。

 また、サービスを利用する高齢者や障害者、また、介護職やその家族が発熱した場合は、すぐに PCR 検査を受けられる体制を望みます。発熱した利用者宅への訪問もヘルパーは避けることができません。家族に発熱があることで感染しているかどうかも不明なまま介護職が自宅待機を余儀なくされると、事業所が人手不足で運営ができません。介護職が不安なくサービス提供できるようにならないと、介護業界全体が安定しないでしょう。

昨年『百日草』No.28 で、「認定 NPO 法人6年目を迎えて」と題し認定更新前の所感を掲載しましたが、その後、更新を見送りました(『はせさんずニュース』No.87 でも報告)。法人運営や経理・財務などには問題なく、賛助会員の人数や寄付などの要件もクリアしていましたが、この 5 年間に手続き上の不備があったためです。多くのご支援ご協力をいただきながら、認定更新ができなかったことは大変残念ですが、はせさんずの理念や活動は以後もまったく変わることはありません。特定非営利活動法人として「公益に資する」とは何かを常に考えながら、これからも皆様とともに歩む覚悟を新たにしています。

この記事を書いた人

たすけあい大田はせさんず

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